週刊スパ 経済オンチの直し方。
ということでコラムですね。
これ僕も今日初めて気づいたんですけど岩田規久男さんって元日銀副総裁の人がコラムを週刊スパで書いてるというか、インタビューですね、これ。
でも今回で38回目ってなってるので、前からやってた。
今日気づきました。自分としては。っていうことなんでこれをちょっと取り上げてみましょう。
株価が最高値にあるのに賃金はなぜ一緒に上がらないの?っていうこの経済オンチの方が疑問を呈してそれに答えるというそういう形式を取ってますよ。
ちょっと読んでみましょう。
日経平均株価は1989年12月末につけた市場最高値38,915円87銭を34年ぶりに更新してきました。
この状況を見て賃金と株価は全く連動しないのかと思う人も少なくないでしょう。
果たしてそうかなっていう感じでこれに答えてます。
株価上昇の基本的な理由は、多くの株を買ってる人たちが将来もその会社の利益が伸びていきますよねと予想しているからということになりますよね。
株価の場合はだいたい景気の先行指標とかって言われてて半年ぐらい先行してると一般には思われているようです。
不動産価格の方が遅れてついてくるっていうお話。
1989年の株価バブルの時ですけどね最高値は12月ですよ89年12月。
不動産の方が崩壊したのが92年あたりですよ、確か。
不動産は株価に対しては遅れてついてくる.。
今もう不動産も東京は上がりだしてるので昨日の放送でやりましたよね?
東京の賃料も上がってきてますよ。
買うのを諦めた人が賃貸を選択してるからっていうことですよ。
香港も滅茶苦茶家賃が上がっているし、ソウルなんかも短期間に倍近く上がっている…
東京はまだましな方かもしれませんけど。
株価と賃金のお話に岩田さんのコラム的な記事に戻すと、利益は人件費を一定だとすると伸び続けますよねっていうお話。
売上が上がると理論上は利益、そして株価。
利益と株価は相関関係があります。
でも賃金は株価とは相関関係が理論上はないですよね?
っていうことでじゃあ今株価上がってるけど賃金上がらないの?
理論上は関係ないけれども、株価だけ上がり続けるっていうことはないですよね?っていうことです。
株価が上がるということは利益が増えるということなので、賃金が上がらないと利益も増えないですよね?
これはあれかな卵が先か鶏が先かなんかそんな言葉ありましたっけ?
それに近いものがあるかもしれないですよ。
我々国民は労働者でもあり、消費者でもある。
基本的に日本の上場企業は輸出が派手に見えますけど、実は国内での需要ですよね。
国内での売り上げが多いので、韓国あたりとは全然違うんですよ。
よくある勘違いで日本って貿易立国じゃないの?っていうのはあります。
半分以上6割前後が国内の個人需要なんですね。
あと政府支出と法人の設備投資とかですよ。
輸出に対する gdp の比率っていうのも2割弱とかぐらいですね。
なので輸出がGDPの半分近くある韓国と全然違いますよ。
韓国は輸出で稼いでるのけど、日本は6割ぐらいが国内の需要。
内需って言いますけどそんな感じなんでね。
なので法人法人と上場企業だけが利益を上げて人件費に還元しないっていうことはこれはどっかで売り上げが横ばいになるでしょう。
そんな形を意味しているので上げざるを得ないとあと政府も何か言ってきてますからこの
岸田総理自らも社会主義国のように「賃金を上げなさいよあ、なたたち」みたいに 経団連とか経済団体に対して言ってますよね。
岩田さんのこのコラムに戻りましょう。
この条件をクリアして需要が旺盛になった時にさらに売り上げが上がってみたいなこれを高圧経済って言うらしいです。
日本はずっとこの30年ぐらい低圧経済。
この逆っていうことですよね
低圧経済だったけど、いよいよこれ高圧経済に転換するのっていうかもしれないです。
そうすると株価も賃金も上がりますよ、と岩田さんはコラムの中で言ってます。
けど個人的にちょっと懐疑的ですね。
なぜなら昨日ポッドキャストでもも言いましたように子供の数がものすごく減ってるので。
国内の個人消費っていうのはどんどん 総額としては減っていくというそんな感じですよ。
これはもうどう見てもわかるんじゃないでしょうか、人口動態見てたら。
それに加えてっていうのがありますからね。
バブル崩壊後の停滞がこの30年続いて、今の多分20歳代ぐらいの人はあんまり欲望がない方も多いんじゃないでしょうか?
「欲しいもん別にないけどね。スマホあったらもういいですけど」みたいな そういう人たち結構多いと思うんですよね。
そういう方々が車買って、家買って、高いブランドや家電製品を買ってってなかなかなりづらいかな というふうには思ったりもします。
経営コンサルタントの大前研一氏が言っている「低欲望社会」とかいうやつ。
中国とかでも同じことは起こってますね。若者たちの間で。
「寝そべり族」というらしいんですけど。
仕事もない、やりたいこともない、お金もないのでどこかで寝ているだけの生活。
加えて韓国の話でてましたけど韓国は日本が 昨日75万人台の出生数って言いました。
韓国の衝撃の数字は0.72、これは合計特殊出生率です。
合計特殊出生率というのはひとりの女性が一生に産む子供の数の平均値のことです。
これが1をはるかに下回っています。
100組の夫婦で72人。
男女それぞれ100人なので全部で200人。
これが1世代経つと72人になるという話です。
韓国はほんと国が消滅するレベルの少子化が続いてるという話ですね。
韓国は少子化対策で予算を使ってもこうなっている…
これはお隣さんのことは別の国なんで関係ないといえば関係ないんですけど これ中国も少子化結構きついのが来てるみたいなんですね
日本も含めて東アジアの3カ国子供が少なくてこれ大変だなと思いながら終わってみます。
それでは。