子育て支援の財源、ETF分配金で立て替え。立民が法案提出へ。
立憲民主党は少子化対策の財源をめぐり、医療保険料と併せて徴収する支援金の代わりに、日銀が保有する上場投資信託(ETF)のことです、の分配金を当てる法案を提出する。14日のNHK番組で立民の石川氏が明らかにした。
日経新聞
少子化の支援金と称して健康保険の方からお金を取りますよね。
1人1000円と言ったり2000円と言ったり、これは現役世代の負担になるので負担は大きいです。
ということで、このETFを日銀は買ってます。でも含み益がおそらく数十兆円あるんですよね。
30兆から40兆ぐらいかな。今年の3月の日経では含み益34兆円と書いてるので。
もうちょっと増えてるかな、っていう感じですよ。
これ日銀がなぜETFを買ってたかっていうと、市中への資金供給が名目です。
結局、株価対策にもなるのですが、せっせと10年ちょっと買い続けてましたよ。
日銀追加緩和、実質ゼロ金利に 資産買入基金5兆円
政策金利0.0~0.1%に下げ 2010年10月5日日経
日銀は5日開いた金融政策決定会合で、政策金利を現状の0.1%から0~0.1%に引き下げ、4年3カ月ぶりに事実上のゼロ金利政策を導入する追加の金融緩和策を決めた。国債や上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)などを5兆円規模で購入する「資産買入基金」も創設する。
世界経済の減速や長引く円高で景気の下振れリスクが高まったと判断。物価の安定が展望できるまで実質ゼロ金利を継続することも明確にした。
株価が上昇した最近はさすがにそんなに買っていません。
ちなみに根本を話しておくと、「ETFはなんですか?」ってよく聞かれます。
ETFは上場してる投資信託ですよ。
ということで、「私が買ってるe-maxis slimの全米株とかオールカントリーは上場してないですか?」
「それは上場してないんですよ。」
これは公募投資信託というやつですよ。
上場してる投資信託は東証で買えたりとか、ニューヨークにも上場したりしてるのがあります。
いわゆるe-maxis slimのオルカンは上場していません。
が、元になるACWIはETFとしてNYに上場しています。
ETFは証券会社を通じて、証券取引所で買いますよ。
「ETFと公募投信はどこが違うんですか?」
指値ができるかどうかが一番大きな違いじゃないですか?っていうところですね。
ETFは株のように指値できるということです。
逆にe-maxis slimは指値できません。
金額を指定して購入や売却はできますけど、いわゆる成行(なりゆき)買いみたいなものですよね。
なので、オールカントリーも指値はできないんですよ。
例えば、全売却で売ってみたらその日の相場によって意外と多かった、少なかったっていうのはあるかもしれないです。
その日の分なんで、そんなめちゃくちゃ変わらないですよ。
ちょっと脱線しているので、主題の立憲民主の方に話を戻します。
立民は少子化対策支援金の財源に対して法案出すって言ってますが…
1つ2つ、有権者として「これはどうなん?」っていうのがありますよ。
まず1つ目は、あなたたち野党は反対してましたよ?
日銀のETF購入に対してです。
あの小バカにしてましたよ、みたいなお話。
これはGPIFに対してもそうですよね。(GPIF=年金積立運用金管理運用独立法人)
公的年金を株式市場で運用するにあたって、当時の株の運用比率は25%。
国内外含めて株の運用は、資産全体の25%。
それを資産の半分・50%にして、株の運用比率を増やしました。
我々の年金ですよ。
今までの4分の1から半分にしますよって言ったんです。
マスコミと野党大騒ぎ、我々の年金をもう株式相場という博打に使うのか、的なお話でどうなってますか、っていうお話ですよ。
アベノミクスと同時ぐらいに始まったんで、これは運用成績が100兆円ぐらい増えてますからね。
100兆円ですからね。100兆円増えたとしてもまだまだ足りないんですけど。
でも、株式の組み入れを増やすことをやってなかったら100兆円少ないっていうことですよ。
野党はこの責任どう取りますかというぐらい、もう何でも言ったもん勝ちぐらいな勢いで言ってるように見えます。
野党はもういい加減自分たちが言ってきたことは正しかったのか?検証してください。
自分たちの言ってきたことと成果。
GPIFの年金運用も相場のものなので時々悪い時もあります。
悪い時だけ騒ぎますよ。
新聞でもいい時はほとんど沈黙です。
今、やらなかった時と比べるとおそらく100兆円増えてます。
やらなかったら100兆円、この100兆円なかったですよ、みたいなことをどうか言ってください、みたいなお話ですよ。
日銀のETF購入に関しては、ボクもこれは反対だったんです。
自分の反対理由はこれマーケットが歪むなと思ってたんで反対だったんですけど。
こんなに増えたのならメリットは確かにありました。
日銀が購入した34兆円が増えてます。
立憲民主はこれ使おうとか言ってるんで、そんなことを言いますか?
でも実はこれは日銀法によって行き先が決まってるので無理ですよ、ということらしいです。国民民主の玉木代表がツイートしてました。
話を戻します。
もう野党は言った者勝ちになっているので、何でも言って目立てばいいですよ。
悪目立ちして5人議席を取ればいいですから。
50人に1人支持されて比例復活でもなんでも5人議席を取れば、政党助成金も入ってくる…
で、
参議院議員になって6年間安泰ですよ。
その間は国益関係なく悪目立ちしてっていうパターンです。
これは、もうテレビ新聞というかメディアが検証していません。
この人こういうことを言っててどうなのっていうのをやってくれないので、これネットでどっかでやるしかないんじゃないかなと。
ボクも気づいたら言うつもりです。
予想が外れたら自分が言ったことは外れた、間違ってました、すいません…ということですよ。
ボクも日銀がETF買うのはどうかなと思ってたけど、今国民が増えてきたっていうことなんで、それも間違ってたのかなぁ、と思っています。
ただし、あの健康保険の支援金と称してお金取るの、一人500円とか1000円とか言ってますよね?
これは目的外使用で法律クリアしてますか、と疑問に思っています。
立憲民主が言うように日銀保有のETFを少子化対策金の財源へは今回は使わないとは思います。
日銀のETFはコツコツと役に立ってくれるでしょう。
今日はこんなところで。
それでは。