楽天グループと楽天銀行は1日、グループのフィンテック事業再編に向けて協議を開始することで合意したと発表した。
再編の効力発生は10月を目指す。
発表によると、楽天銀行、楽天カード、楽天証券ホールディングス、楽天インシュアランスホールディングスなどのフィンテック企業を一つのグループに集約する組織再編を想定する。
ブルームバーグ
楽天銀行が存続するというか、存続するというかね。再編・合併する感じかな。
楽天銀行が残りますよっていう。
合併というか統合というかね、そういう感じにどうやらなりそうなんですけど。
ただし10月を目途に協議するっていうことなので、まだ全然わからないですよ。
で、特に楽天証券は去年のうちに上場を目指してたんですけど取りやめましたよね。
これはおそらく上場はもうやらないというふうに思います。
っていうのも、みずほ証券?
みずほフィナンシャルG?
これに約49%株を握られています。
みずほFG 楽天証券に追加出資 株式保有比率49%に引き上げ
2023年11月9日 18時02分 NHK
みずほフィナンシャルグループは、子会社を通じて楽天証券に追加で出資し、株式の保有比率を今のおよそ20%から49%に引き上げると発表しました。楽天証券は、追加の出資を受けることで携帯電話事業で赤字が続く楽天グループの資金調達につなげるねらいがあります。
みずほフィナンシャルグループは、去年、子会社のみずほ証券を通じて楽天証券の株式のおよそ20%を取得しましたが、9日、株式の保有比率を49%に引き上げることで楽天側と合意しました。
追加の出資額は870億円となる見込みです。
個人投資家を対象にした優遇税制「NISA」が来年1月に拡充されるのを前に資産運用への関心が高まる中、みずほとしてはネット証券ビジネスを一段と強化するねらいがあります。
あとちょっと増やされると、敵対的関係じゃないので不同意で乗っ取りはやられないんですけどそこは大丈夫だと思います。
もともと、楽天会長の三木谷さんは興銀(日本興業銀行)の出身なので、みずほ(前身は第一勧業銀行+富士銀行+興銀)とは関係が良好です。
けど、テクニカル的にミズホの持ち分を増やすともう子会社化してしまう。
ただし、みずほの側も分かっています。
何が分かっているかというと子会社にして実質的に楽天証券じゃなくなったりしたら、お客さんが逃げるっていうことです。
みんな何で楽天証券を使ってるかというと、もう手軽さですよ。
ネット証券としての手軽さ。
それが大きなグループっていうかあまりイメージない わけですよ。
ネット証券とかで取引している人は、この大手の金融機関のそのうちの証券会社が出てきたらどういうことになるかっていうのはあまりイメージないですよね。
なので、先日line証券がなくなりましたけど、引き受ける会社は野村証券です。
これは結構多くの人がもう口座を廃止というかね、持ち株なんかを売却して出ていったってようです。
ボクもう売却してもう口座をクローズしましたけどね、後々めんどくさそうなんで。
LINE証券に口座開設したつもりが、なぜ野村?ってこれは思いますよね。
そこら辺もみずほは分かってる。
なので49%ぐらいな感じでは、寸止めしてるわけですけどね。
携帯キャリア会社同士の争い
これでただ楽天も落ち着いたとしてですよ。
金融グループ再編で落ち着いたとしても、いよいよモバイルを中心としたこの経済圏の争いがより激しくなっていくという感じですよ。
ちなみにNTTは遅れてましたけど、マネックスですよね。
マネックス証券を傘下に収めましたから。
楽天は楽天証券で、ソフトバンクはやっぱりSBI系かな。
あと新生銀行というのもありますからね。
auはカブコムですよね。
ネット銀行について
ただ自分的にはネット銀行ですよ、ネット証券ではなくてネット銀行。
楽天銀行も持ってるし、SBI系の銀行も持ってるけど、ちょっと楽天銀行は使いにくいなぁという気はしますけどね。
あと送金手数料がちょっと高いですよ。
ただし高いとか使いにくいとは言っても、もともとある銀行から比べたらかなり安いですからね。
昨日も一度送金の手続きをしましたけど、これは某ネット銀行で無料で送金できました。
月に数回無料で送金できるので、これは便利です。
別の銀行に送金はスマホアプリから一瞬で終わりです。
こうなると現金引き出しとか、なかなか銀行行く気がなくなってきたのっていう気がしないでもないですけどね。
鎖国状態?生命保険について
銀行と証券はもうかなりフィンテックっていうことで進んできましたけど、生命保険かな。
楽天インシャランスって名前は出てますけど、まだもう一つパッとしない。
生命保険に関してはもうガチガチ。
国内の金融の中で規制はそもそもガチガチなんです。
ガチガチ中のガチガチの護送船団ですから、金融というか生命保険に関しては鎖国状態。
日本は例えばプルデンシャルとかマニュライフとか外資系の生命保険、あとメットライフとか、アクサとかが日本に入ってきてます。
でも、本国のそれこそ本物の終身保険と日本で売っている終身保険とかは全く別物です。
実際に比較してみたら結構びっくりしますよ。
ちなみに時々耳に挟む、マン島籍とかケイマン諸島籍のちょっとだけ生命保険機能が付くあれではないですよ。
あれは生命保険ではなく、ラップファンドと言った方が正しいように思います。
その商品は新NISAの登場とそれに付随してネット証券の中には格安手数料のファンドがあるので、特にメリットがなくなってしまいました。
海外の生保の話に戻りますね。
我々はほとんど海外生保の情報にはアクセスできません。
情報を見られないようにしてます。
日本の本来なら米国とかにある保険会社の商品ですけど、見られないし、入れないですから。
これは保険業法186条というのがあるからです。
これがあるので、金融庁の裁量で拒否できてしまう。
186条3 内閣総理大臣は、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合には、前項の許可をしてはならない。
五 当該保険契約を締結することにより、日本における保険業の健全な発展に悪影響を及ぼし、又は公益を害するおそれがあること。
金融の中でも最後の砦域みたいになってきたかな、生命保険は。
証券から銀行、生命保険まで話がきたところで今日のところは終わってみましょう。
それでは。