AI出資で話題!「異端児」孫正義氏に学ぶ投資の極意!
AIチャットGPTを手掛ける米新興企業オープンAIが先週新たに66億ドルの資金調達をし、企業評価額は1570億ドルに達したことがニュースの見出しを飾ったが、もう1つの驚くべき情報が新たな株主のリストに隠されていた。
ロイター
驚くべき情報っていうのは、ソフトバンクの出資。
ここが明らかになってきた、って言うことですよ。
これはでも日本人の我々からするとよく孫さんはAIについて講演していました。
なので我々は大して驚かなかったんですけど、ええそうなんだっていう感じなんですけど。
海外の人からみたら、驚きを持ってって言う形のようですよ。
これは出資額は5億ドルなので、700億円ちょっとぐらいかな。
この額はソフトバンクの中ではそんなに今までの大規模ではないですよ。
ソフトバンクはビジョンファンドっていう新興の企業に投資するファンドを持ってますから、その中でやってるってことですよ。
で、
孫さんはうまくいく時もあれば、失敗する時もありますからね。
これ、今までそれでも生き残ってるんでもうこのロイターの中というか、この方たちの間ではこれはスキルがあるのか運なのか、どっちなのかっていうような、そういうコラムですよ。
まずは失敗例ですね。
ウィーワークは1400億ドルを飛ばしてます。
経営破綻(はたん)した米シェアオフィス大手ウィーワークは、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が、創業者のアダム・ニューマン氏にほれ込んで出資した肝いり案件だった。ベンチャー経営者の人柄やビジョンを見定め、多額の出資を即決するのが孫氏のスタイルとされ、その典型だった。
朝日新聞
さっきの5億ドルと比べると規模が違いますよね。
断然多い300倍近いですね。
ここで300倍近い損失を出してるので、5億ドルは大して驚かなかったんですけど。他にも失敗してるのはグリーンシルっていうやつかな。
グリーンシルはモルガン・スタンレーなど米銀大手に勤めていたレックス・グリーンシル氏が11年に英国で創業した金融ベンチャー企業だ。企業から売り掛け債権(取引先から代金を受け取る権利)を購入して資金を提供する業務を行っていた。
ビジョン・ファンドは19年に同社に対し14億5500万ドル(約1900億円)を出資した。出資の後押しもあり、グリーンシルは急拡大した。だが、一部の企業への偏った融資やハイリスクの投資が失敗し、21年3月に経営破綻した。
引用:毎日新聞
オーストラリアのスイカ農家か金融の世界に出てきて、どうのって書いてますけど、この辺りが失敗。
これは15億ドル。
これは15億ドルっていうのは、さっきのこのオープンAIに5億ドル。
これでも3倍ですからね。
逆に成功してるのはヤフーですよね。
ありますよね、日本でも。
我々も見てますよね。
そして、中国企業のアリババ。
この辺りは成功、特にアリババなんかは、経営者のジャックマーさんと6分間会談しただけで決めたって言うぐらい早いんですよ。
そして、ご自身のソフトバンクグループ。
傘下のソフトバンクは携帯会社ですよ。
そのほか一連のグループを成功させているので、これはやっぱり運じゃないでしょっていうお話。
ただし、このビジョンファンドはバフェット氏にも投資要請しています。
ウォーレンバフェットは20分間会談して断ったというのが載ってますよ。
これは知らなかったな。
では、なんで断ったかっていうとバフェットからすると、我々はキャッシュフローを重視しますよ、と。
ビジョンファンド外部からお金を借りてきて投資します。
要するにレバレッジかけてやるでしょうって。
我々(バフェット氏)はキャッシュで勝負しますよって言うお話です。
そういう危ない橋は渡りませんよ、ということですね。
あともう1つは投資哲学が違います。
バフェットの投資哲学は、競争から身を守れる企業に投資するっていうことです。これはバフェットがよく言ってる「堀」。
堀がある会社という意味はこういうことです。
参入できない、他の企業が真似したくてもできない。
そういう会社を買うってねってバフェットは言ってますよ。
例えば、バフェット氏の投資銘柄です。
アップルそうですね。
これはもう真似したくてもできないですよ。
あとコカコーラ。
これもなかなか真似できないですよね。
バフェットさんはそういう会社を買ってねっていうお話です。
そして次はこのロイターに書いてますからね。
僕が言ってるんじゃないですよ。
ロイターはソフトバンクの投資手法はコピーだと言っています。
コピーして日本流に焼き直す。
例えばモーニングスターってあるんですけど、今また別名になってるのかな?
日本でやってますよ。
もう1つはイートレード、
イートレード証券、SBI証券になってますかね?
今ちょっとグループから離れてるのかな?
北尾さんがやっていますよね。
要はそういうコピーだとこのロイターは言ってますよ。
そういえば、前テレビで孫さんが喋ってるのを見たら、我々は他人のふんどしで相撲取りたいと言ってました。
あながち違うことはないですよね。
僕もずっと思ってるのは、これはでかい代理店ビジネスじゃないかということですね。
代理店ビジネスあるいは中間に入って、もうお互いから良いところを取る卸のような存在かな。
もともと卸ですからね。
いずれにしても、ソフトバンクGの発展ぶりには目を見張るものがあります。
それでは。